仮眠で起きれない!を解消する5つの方法|スッキリ疲労回復
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2021年9月4日

仮眠で起きれない!を解消する5つの方法|スッキリ疲労回復

起きられずついつい寝すぎてしまう仮眠。

「疲れたから20分だけ仮眠を取ろう」そう思って仮眠したものの、起きたら1時間以上も経っていた…なんて経験はありませんか?

この記事では、そんなお悩みを解決する5つの方法をご紹介します。効率的に仮眠を取り入れて、たまった疲れを回復しましょう。

仮眠で起きられない人が試すべき5つの方法

仮眠でなかなか起きられない人

仮眠でなかなか起きられないと困っている人は、ぜひ以下の方法を試してみてください。

以前と比べスムーズに起きやすくなるはずです。

15分~30分程度の短時間の仮眠にする

仮眠をするときに長時間の睡眠時間を確保しようとしていませんか?仮眠時間の理想は30分以内とされており、それ以上の時間になると起きにくくなってしまうのです。

その理由は、睡眠の働きにあるノンレム睡眠・レム睡眠の仕組みを理解すると分かるでしょう。

人間は睡眠中、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。ノンレム睡眠にはステージ1から4までの眠りの深さが存在し、ステージ1は眠りがとても浅く、ステージ4はかなり眠りの深い状態です。

仮眠ではステージ2程度の眠りの深さが最適とされており、15分~30分程度がちょうど該当します。

ステージ2で仮眠を終わらせると、効率的に休息をとることができスッキリと目覚めやすいのです。

仮眠前にカフェインを摂る

「適切な時間で目覚ましを設定しているのに起きられない」という人は、仮眠前にカフェインを摂ってみてください。

コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインにより血中濃度が高まることで、覚醒しやすくなります。

しかし逆に摂りすぎると目が冴えてしまうため、カフェインタブレットなどの使用は避けたほうがよいでしょう。

仮眠前にコーヒー1杯を飲むのがおすすめです。コーヒーが苦手な人は、緑茶や紅茶などでも代用できます。

布団には入らない

布団に入って仮眠を取ろうとするのはやめましょう。

人は普段している行動を脳が記憶している影響で、布団に入ることにより熟睡モードに入りやすくなるのです。

そのため少しだけ寝ようと思っていても、熟睡してしまいやすくなり結果的に長時間眠ってしまいます。

普段寝ている場所で寝るのではなく、ソファや椅子などで仮眠をとるようにすると良いでしょう。

仮眠をとる場所は、普段仕事や勉強をしている場所とは別のところにしておくべきです。

仕事デスクで仮眠をとることが習慣になると、仕事をしている間でも眠気を誘うことがあります。

ぐっすり寝るところ・仮眠をとるところ・仕事・勉強をするところはしっかり分けるのがポイントです。

部屋を明るくしたまま眠る

仮眠をとるときに部屋を暗くして眠ろうとしていませんか?

睡眠の邪魔となり得る光が遮断されるため、身体はしっかり睡眠をとろうとしてしまいます。

起きにくくなるだけでなく、目覚めもスッキリとしないため仮眠には不向きです。

仮眠をとる場合は部屋を明るくしたまま眠るようにしましょう。

満腹状態で眠らない

仮眠をとるときは満腹状態にしないようにしましょう。

人間の身体は満腹状態になると、入眠作用のあるレプチンというホルモンが分泌されます。

お昼ご飯を食べた後に眠くなるのは、このレプチンというホルモンの影響なのです。

満腹状態ではぐっすり眠りやすくなってしまうのはもちろんのこと、短い仮眠時間中にしっかり脳を休ませられません。

脳を休ませるために仮眠をとるのに、これでは意味のない休憩になってしまうのです。

仮眠をとるメリットとは?

仮眠をとることのメリット

そもそも仮眠をとること自体にどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではそのメリットについていくつか解説します。

脳を休ませられる

仮眠をとる最大のメリットは、脳を休ませられること

脳に溜まった疲労は仮眠をとることで解消できるのです。

仮眠をとる効果は、厚生労働省が公表している『健康づくりのための睡眠指針2014』に具体的な記載があります。

「午後の早い時刻に30分以内の短い睡眠をとると、眠気による作業能率の改善に効果的」と、明確に仮眠の効果が認められているのです。

仮眠により脳を休ませることで、その後の仕事・勉強の効率がよくなります。

眠気で頭がボーっとしてきたと感じたら、我慢せず仮眠を取ったほうがよいといえるでしょう。

睡眠不足を軽減できる

徹夜で仕事や勉強をして、睡眠時間が足りていないときにも仮眠は効果的です。

仮眠をとることで、睡眠不足を短時間で軽減できます。

普段から睡眠不足を実感している人は、積極的に仮眠を取り入れると良いかもしれません。

それでも起きられない!絶対起きたい時の仮眠方法

こんな仮眠のとり方はNG

「書いてあったような対策をすでに行なっているけど、なかなか起きられない…」という人もいると思います。

ここではそんな人のために、改めて大事にしたいより効果の高い対策を紹介します。

ぜひ今日から取り入れてみてみてください。

横にならずに体を起こして眠る

これは布団の話に通じる部分がありますが、仮眠の際に横になって眠ると、身体はしっかりと深い睡眠をとろうとしてしまいます。

人間は身体を横にするとリラックスする性質があるのです。

深い睡眠時に無理やり起こされることにより、覚醒状態に切り替え出来ず脳がぼーっとしてしまう睡眠慣性というものがあります。

横になって仮眠をとると睡眠慣性が強く働くため、「仮眠を取ったのになぜかスッキリしない」状態になってしまいかねません。

椅子やソファなどに腰掛け、体を起こした状態で仮眠をとるようにしましょう。

締め付けのきつい服装で眠る

仮眠をとるときは服装も重要な要素になります。

締め付けのゆるい服装で眠ってしまうと、身体の緊張が解けて、リラックスした状態になりやすいです。

服装に関係なく短時間で起きられるという方は良いのですが、仮眠で起きられないという方はこの部分も対策をしてみるとよいでしょう。

身体の緊張をあえてゆるめ過ぎないことにより、睡眠が深くならず、携帯のバイブアラートなどの外部的刺激に敏感になり、仮眠でも起きやすい状態を作れるでしょう。

会社で仮眠をとる場合は、例えばスーツのネクタイを締めておく・髪をほどかず眠る・アクセサリーや腕時計もつけたままにして、身体の緊張状態をゆるめ過ぎないようにするのも良いかもしれません。

上手に仮眠を取って仕事や勉強の能率を高めよう

仕事や勉強の効率をアップできる上手な仮眠のとり方

仮眠でなかなか起きられない場合の原因として考えられるのは、睡眠時間や体勢などです。

仮眠時間は長くても30分程度にとどめることで、「スッキリと起きられない」という問題を解決できます。

また、仮眠は睡眠時間が足りていない人にも効果的。徹夜で疲れが溜まっている人はお昼に15分の仮眠を取り入れてみてください。多少なりとも睡眠不足が軽減されるはずです。

仮眠を上手に活用すれば、仕事や勉強の能率を高めるために非常に役立つでしょう。