CBGは違法?CBGにまつわる意外なメカニズムとは
学ぶ
2021年11月13日

CBGは違法?CBGにまつわる意外なメカニズムとは

CBD製品について調べていると、CBD以外の成分についても目にすることが増えてあれもこれも気になりますよね。

こちらのページでは、大麻に含まれる成分の一種「CBG(カンナビゲロール)」について解説、後半では日本で安心して入手できるCBG製品もご案内します。

CBGは大麻成分ということで違法ではないのか、怖い成分ではないのか、といったことが気になる方も少なくないはず。

CBGの違法性や、どのような成分なのか、しっかりチェックしていきましょう。

CBGとは?違法な成分?

CBGとは?違法な成分?

結論から言えば、CBG(カンナビゲロール)は違法となる成分ではありません。日本でも市販されています。

CBD製品のフルスペクトラムやブロードスペクトラムと書かれた製品に含まれていることのある、一般に流通している成分なのです。

■ブロードスペクトラムとは?他の種類との違いやメリットなど解説■

すでに馴染みのあるCBDについても、麻薬の精神作用や依存性は無く、安心して利用できる成分であることはご存知かもしれませんが、CBGについても同様。

日本で違法とされているのは、大麻の花穂や葉などが採取される成分や「THC」といった精神作用のある成分です。

成熟した大麻の茎や種子から抽出された成分は、日本の大麻取締法でも明確に規制対象外とされています。

■CBDとTHC|大麻成分の合法違法を分けるのはココ■

ただ違法ではないものの、CBGについてはまだ研究がCBDほどには進んでおらず、未解明の部分があるのも事実。

例えば、病院から処方された薬を服用している場合は、飲み合わせで思わぬ問題が発生する可能性もゼロではありません。処方薬を常飲している場合は、事前にかかりつけの医師に相談してから使用することをおすすめします。

CBG=カンナビノイドの母

CBG=カンナビノイドの母

ではCBG(カンナビゲロール)とはどのような成分なのか。

CBGは「カンナビノイドの母」とか「カンナビノイドの原点」などと呼ばれる成分としても知られています。

カンナビノイドというのは、大麻に含まれる成分で、その種類は100種以上。大麻草の品種や状態によってカンナビノイドの比率などが異なります。

■ヘンプと大麻の違いって何?それぞれの特徴と日本における規制対象■

大麻草は成長しながらCBGA(カンナビゲロール酸)という成分を元に、THCAやCBDA、CBGAといった酸性型の新たな成分を生み出します。

これら酸性のTHCAやCBDA、CBGAが熱を加えることで、THCやCBD、CBGといった成分に変換されるのです。

つまり、CBGAが無ければ、日本でもよく知られている「THC」も「CBD」も生成されないことになります。同じCBGAから生成される成分なのに、違法とされる危険なTHCと、医療分野でも注目されているCBD。こんなにも作用が異なるというのは不思議ですよね。

CBGAは大麻草の成長とともに、そのほとんどがTHCやCBDに変換されてしまうため、CBG(カンナビゲロール)は非常に希少なカンナビノイドになります。

ちなみに、CBGをCBDなど他のカンナビノイドやテルペンと一緒に摂取することで、それぞれの成分単体で摂取する以上の相乗効果(アントラージュ効果)が期待できると研究されています。

■アントラージュ効果って?期待するならCBD製品はこれを選べ!■

日本で買える!CBG(カンナビゲロール)が含まれる製品

日本で買える!CBG(カンナビゲロール)が含まれる製品

続いては、日本で買えるCBG製品について見ていきましょう。

「希少なCBGを試してみたい!」という方に向けて、日本で市販されているCBG製品をご紹介します。

NATUuR(ナチュール)「CBG」VAPEペン

VAPEペンというのは、購入したらそのまま吸うだけで吸引できる使い捨てデバイスのこと。

「NATUuR(ナチュール)というのは天然オーガニックにこだわった製品づくりで知られるCBDブランドの名称で、日本でも安心して購入できるブランドの1つです。

そのNATUuRが提供するCBGペン。こちらはCBDも含まれておらずCBGのみ、CBG濃度20%のVAPEペンになります。

NATUuR「CBG」VAPEペン(楽天)

こちらのNATUuR「CBG」VAPEペンは、約150回吸引できて、ミストが出なくなったら使い捨てとなります。

■CBD電子タバコの種類別メリット・デメリット完全ガイド■

AZTEC(アステカ) CBDカートリッジ(フルスペクトラム)

 

この投稿をInstagramで見る

 

AZTEC CBD JAPAN(@azteccbd_japan)がシェアした投稿

CBDカートリッジというのは、CBDリキッドを充填して販売されているカートリッジのことで、ベイプというデバイスに取り付けて吸引するものです。

AZTECというのは、農薬不使用・有機栽培の原料にこだわりを持つヨーロッパでも人気の高いCBDブランド。

このCBDカートリッジは、CBD濃度55%と濃度が高く、CBGも含まれるフルスペクトラムとなっています。かなり高濃度なので、CBD初心者の方には刺激が強すぎるのでご注意を。

■ブロードスペクトラムとは?他の種類との違いやメリットなど解説■

フレーバーは、

  • O.G.KUSH(オージークッシュ)
  • ZKITTLEZ(スキットルズ)
  • GOD FATHER KUSH(ゴットファーザークッシュ)

の3種があります。

カートリッジ単体で購入すると8,800円(税込)なのですが、こちら1,000円プラスでデバイス付きのお得なセットもあるので、デバイスが無い方はこちらがおすすめです。

AZTEC CBDカートリッジ(フルスペクトラム)単体(楽天)

AZTEC CBDカートリッジ(フルスペクトラム)デバイスセット(楽天)

NATUuR(ナチュール)PURE CBG(CBGワックス)

続いてはCBGのワックス。こちらも先ほどのベイプペンと同じ、NATUuRの製品です。

CBDワックスという高濃度のCBD製品があるのですが、そのCBG版ですね。

CBDワックスもCBGワックスも、濃度99%など、成分がギュッと凝縮されたものでパワフルに作用します。

そのまま口に含んで経口摂取することもできますが、一般的にはワックス用のベイプ・ヴェポライザーといったデバイスを使用して吸引します。

■CBDヴェポライザーの上手な使い方|効果的に吸入するためのコツ■

NATUuR PURE CBG(CBGワックス)(楽天)

PharmaHemp(ファーマヘンプ)CBGアイソレート

CBGアイソレートというのは、CBG成分のみを抽出したパウダー状の製品。

CBDでも、CBDパウダーやCBDクリスタル、CBD結晶などといった名称で販売されていますが、そのCBG版になります。

CBGアイソレートというのは微細なパウダー状で、そのまま経口摂取したり、オイルやリキッドに混ぜて使うこともできます。

■CBDパウダー活用術|今すぐ試したい!7つの使い方■

PharmaHemp(ファーマヘンプ)もオーガニック栽培のヘンプにこだわりを持つ安心のCBDブランドです。

PharmaHemp(ファーマヘンプ)CBGアイソレート

CBGは日本でも違法性なく使用できる大麻成分のひとつ

CBGは日本でも違法性なく使用できる大麻成分のひとつ

CBGは、このように違法性なく市販品として入手も可能です。大麻の1成分CBDに注目が集まり、研究が進められているところですが、CBGについてはまだ分かっていないことも多いので、特に医療機関で処方された薬などとの飲み合わせには注意しましょう。

CBDと合わせて摂ることで、アントラージュ効果も期待できる成分ですので、日々の健康サポート、リラックスタイムのお供としてお役立てください。