耳栓と睡眠|デメリットや注意点も知って上手に活用!
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2021年9月9日

耳栓と睡眠|デメリットや注意点も知って上手に活用!

雑音をカットし、スムーズな入眠に役立つ耳栓。普段寝つきがあまりよくない人にとっては、とてもメリットの大きいグッズのように思えます。

しかし、耳栓を使用するにもデメリット・注意点があることを知っておくべきです。

この記事では耳栓を使用するデメリットを解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

耳栓を使用するデメリット

耳栓のデメリット

睡眠時の耳栓使用には、雑音をカットできるため寝つきやすい・睡眠の質を高めやすいなどのメリットがあります。

しかし、耳栓を使用するのはいいことばかりではありません。

使用するデメリットがあることも知っておいたほうがよいでしょう。

ここでは、耳栓を使用するデメリットをいくつか紹介します。

①朝起きられない

耳栓は周囲の雑音をカットするために役立つグッズです。

商品によって遮音性は異なりますが、目覚まし音すらも聞こえなくなるほど性能の良いものもあります。

朝起床するときに必ず目覚まし音で起きている人は注意したほうがよいかもしれませんね。

目覚ましで起きられず仕事や学校に遅刻してしまう可能性も考えられます。

耳栓を併用する場合は、振動や光などの機能を備えた目覚まし時計を使用するとよいでしょう。

②耳栓がないと寝られなくなる

耳栓は寝つきやすくなるメリットがありますが、それに慣れてしまうと苦労する場面があるかもしれません。

耳栓がない状態ではなかなか眠りにつけなくなる可能性があるのです。

ちょっとした雑音にすら敏感になってしまうこともあります。

繊細な人ほどこの状況に陥りやすいとされているので、あくまでも耳栓は寝つきが悪い日のみ使用するとよいでしょう。

③耳の中で炎症を起こしてしまう

耳栓を長時間付け続けると、耳の中で炎症を起こしてしまうことがあります。

耳栓を清潔に管理していない場合も、同様に炎症を起こす可能性があるため要注意。

また、価格の高い耳栓を使っていると、買い替えを躊躇してしまう人も多いかもしれませんが、同じ耳栓をずっと使い続けると不潔になるため、定期的に新しいものを使用しましょう。

さらに、安いものでも性能の良い商品は多数あります。口コミ等を比較しながら、金銭的に定期的に買い替えしやすいものを選ぶのがおすすめです。

耳栓を使用するときに気を付けたい注意点

耳栓を使う時の注意点

耳栓は無理な使い方をすると、耳の中で炎症を起こしてしまうことがあります。

以下のような注意点に気を付けて使用するようにしましょう。

①定期的に耳掃除をする

耳栓は普通に使用する分には安全なグッズです。

しかし何度も繰り返し使用するうちに、耳栓で耳垢を奥へと押し込んでしまうことがあります。

耳垢が奥に溜まってしまうと、耳が聞こえづらくなる・耳鳴りが起きるなどの症状が一時的に起きることも。

症状が起きてしまう前に、定期的に耳掃除をする習慣をつけておくとよいでしょう。

耳垢を綺麗にしたい方は、耳鼻科に行って除去してもらうと確実です。

②清潔な耳栓を使用する

同じ耳栓を使い続けると、耳栓に付着したバクテリアが原因で感染症を引き起こしてしまうことがあります。

感染症を放置したままにしておくと聴力に影響を与えることもあるため、注意が必要です。

対処法としては、常に清潔な耳栓を使用することが挙げられるでしょう。

耳栓は基本的に使い捨て。本来使い捨てで使用すべきものを繰り返し使うのは避けるべきです。

どうしても繰り返し使いたい場合は、再利用のできるフランジタイプやシリコン粘土タイプの耳栓を使用しましょう。

また、耳栓を洗って使用する場合はあくまでも自己責任で行ってください。

新品のものを使うのが一番安全です。

③違和感を感じたらすぐに耳鼻科へ

万が一耳に違和感を感じた場合、すぐに耳鼻科を受診しましょう。

前述の通り、耳の違和感を放置すると聴力に影響を及ぼすことがあります。

深刻な状態を避けるためにも、先延ばしにせずにすぐに対応することが大切です。

耳栓の正しい使い方とは?

耳栓の正しい使い方

耳栓は間違った使い方をすると、本来の遮音性を発揮できません。

それだけでなく、耳を傷つけてしまう可能性もあります。

耳栓の正しい使い方を身につけ、快適な睡眠に役立ててください。

ここでは耳栓の使い方のコツを3つ紹介します。

耳の奥までしっかり挿し込む

耳栓は耳の奥までしっかり挿し込みましょう。

浅く挿し込むとすき間ができるため、遮音性が低くなってしまいます。

ただし思い切り奥に挿し込むと痛みが生じることもあるため、適度な場所を探しましょう。

手入れはこまめに行う

耳栓の手入れはこまめに行うのが重要。

特に吸着性の高い材質でできている耳栓は、空気中のほこり・塵などが付きやすいです。

すぐに汚れてしまいやすいため、こまめに手入れを行うようにしましょう。

耳栓は絶対に加工しない

耳栓のサイズが合わないからといって、自分で加工することは絶対に厳禁です。

加工することで本来の遮音効果が薄れてしまうのはもちろん、耳を傷つける可能性もあります。

サイズが合わないと感じたら、自分の耳に合うものに買い替えるようにしましょう。

自分の耳に合った耳栓のタイプを選ぼう

自分に合った耳栓を選ぶ

耳栓には4つのタイプがあることをご存知でしょうか。

ここでは、それぞれのタイプの特徴について解説していきます。

自分に合ったタイプを選んでみてくださいね。

フォームタイプ

もっともメジャーなタイプの耳栓です。

100均にも並んでおり、比較的安価で購入可能。

装着する前に耳栓を押しつぶして耳に挿入して使用します。

少し時間がたつと自然と膨らむため、耳にフィットしやすいのが特徴です。

プラグタイプ

持ち手部分に当たる「グリップ」という軸が付いているのが特徴。

取り外しが簡単にでき、清潔に使用できます。

しかし素材が固かったり特徴的なひれ部分が合わない場合があるのが難点です。

個人の好き嫌いが分かれやすいタイプの耳栓といえるでしょう。

シリコンタイプ

自由自在に粘土のように形を変えられるのが特徴です。

フォームタイプやプラグタイプの耳栓が合わない人は一度試してみる価値あり。

遮音性能が前者2つに劣るため、その点は理解しておく必要があります。

水洗いできる商品もあり、プールで使用できるものも。

耳栓を繰り返し使いたい人におすすめのタイプです。

デジタルタイプ

最近注目を集めている耳栓。

一見ワイヤレスイヤホンのような形をしていますが、ノイズキャンセリング機能に特化しているものです。

周囲の雑音をカットし、声・アナウンスなどは聞こえる便利な特徴を持ちます。

デジタルタイプであれば、目覚ましの音が聞こえず起きられない事態も避けられるでしょう。

騒音だけをカットしたい人におすすめです。